DaerD とは
DaerD(ディーディー / DD)は、Unity の標準 AnimatorController エディタを GraphView ベースの独自ウィンドウで置き換えるエディタ拡張です。標準の Animator ウィンドウでは手間のかかる操作を、より速く・安全に行えるようにすることを目的としています。
対応バージョンは Unity 2022.3 以降、パッケージ名は net.yozolab.daerd です。
はじめに読んでください
DaerD は作成者 yozorakurage の作業効率化のための個人ツールで、互換性・動作の保証はありません。コードもこのドキュメントも、ほぼ全てが AI によって作られています。このドキュメントは AI が更新・保守しており、最新でない可能性があります。
MIT License なので自由に使えますが、あなたの責任でお使いください → 注意事項
何ができるのか
DaerD は、既存の .controller アセットをそのまま編集します。独自のデータ形式に変換したりはしないため、DaerD で編集したコントローラーは標準の Animator でもそのまま動作します。
編集を速くする
- GraphView ベースの編集 — ステート・トランジション・サブステートマシン・BlendTree を扱いやすいグラフ上で編集。複数コントローラーをタブで同時に開けます。
- 豊富なショートカットと一括操作 — 接続の一括生成、整列、複数選択での一括編集。
- レイヤー / ステート / フレームのコピー&ペースト — コントローラーをまたいで再利用でき、参照パラメータは自動で追加されます。
壊さずに変える
- パラメータ型の自動変換 — パラメータの型を変更すると、参照する条件を自動で書き換え。適用前に差分をプレビューできます。
- カスケードリネーム — パラメータ名の変更を全条件・BlendTree・Parameter Driver・パラメータストアへ追従。AnimationClip 名の変更を
.animアセットにも反映。 - リパス — ヒエラルキーの変更で壊れたクリップのバインディングを検出・一括修正。
見えないものを見せる
- コントローラー解析 — 未使用パラメータ・不正な条件・到達不能ステート・Write Defaults の混在などを検出し、多くはワンクリックで修正。
- クリップ一覧 / クリーンアップ — 参照クリップと使用ステートの一覧、
.controllerに残った未参照サブアセットの削除。 - ホーム画面 — コントローラー全体の設定と、生成した仕掛けの記録を 1 画面にまとめて表示。
手では作れないものを作る
- DBT ガジェット — Direct BlendTree で毎フレーム演算する仕掛け(加算・乗算・スムーズ・三角関数・LUT など)を自動生成。
- オブジェクトトグル — GameObject の ON/OFF クリップと配線をウィザードで生成。
- 巡回同期 — 複数パラメータを少数の同期パラメータへ時分割多重し、同期ビットを節約。
- C# Recipe — コントローラーを編集可能な C# へ変換し、コードから再生成。AI に編集を任せられる形式です。
各機能の詳細は 機能一覧 を参照してください。
こんな人におすすめ
- 大規模な AnimatorController を扱っていて、標準エディタの動作が重い / 見通しが悪いと感じている方
- アバター向けなど、パラメータやトランジションを頻繁に作り替える方
- ステート構成の整理・リファクタリングを安全に行いたい方
- 同期パラメータの予算や、Direct BlendTree の仕掛けに悩んでいる方
VRChat との関係
VRChat / Modular Avatar 向けの機能(パラメータストア、Expressions Menu 編集、VRC Behaviour の描画、巡回同期など)を備えていますが、VRChat SDK が無くてもコンパイル・動作します。SDK が無い環境では該当機能が非表示になるだけで、汎用の AnimatorController エディタとしてそのまま使えます。
次のステップ
- インストール — VCC / UPM / unitypackage での導入方法
- クイックスタート — 最初のコントローラーを開くまで
- 画面構成 — ウィンドウ各部の名称と役割
- ホーム画面 — コントローラー全体を扱う画面
ライセンス
DaerD は MIT License のもとで公開されています。改変・再配布・商用利用は自由ですが、いかなる保証もありません。詳細はリポジトリの licence.md と 注意事項 を参照してください。